整形外科でキャリアアップしたいのなら、資格取得にチャレンジするのがベストだ。以下では、整形外科で役立つ資格を3つ紹介したい。
1つ目は、「日本運動器看護学会認定運動器看護師（JSMNC）」だ。これは運動器全般に関わる看護の向上を目的とする資格である。整形外科だけでなく、内科や脳神経外科など他の診療科や介護分野でも役立つスキルを習得することが可能だ。
2つ目は、「骨粗鬆症マネージャー制度」だ。これは一般社団法人日本骨粗鬆症学会が、骨粗鬆症に関する専門知識とスキルを有することを認証した資格である。高齢化社会で骨粗鬆症への注目が高まる中、骨粗鬆症の専門家への需要は、今後も高まると考えられる。健康寿命の延伸に貢献するという意味でも、将来性の高い資格といえるだろう。
3つ目は、「回復期リハビリテーション看護師」だ。これは一般社団法人 回復期リハビリテーション病棟協会が認定する資格で、回復期の患者のリハビリテーションに関し、良質な看護を提供することを目的としている。患者の自立を促し、ADLを向上させるためには、リハビリテーションは欠かせない要素となる。しかし患者にとっては、苦しく感じることが多いのも事例としてある。そんな中、患者が前向きな気持ちでリハビリに取り組めるよう、心身両面からサポートできる看護師であることを認定するのがこの資格だ。整形外科にとどまらず、リハビリテーション科や脳神経外科など、幅広い分野で活躍できるだろう。
いずれかの資格を取得すれば、今の職場での仕事の幅が広がるだけでなく、転職にも役立つはずだ。